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学校で、地域で人々を
元気づける
存在をめざして

英語科 横田 緑 英語科 横田 緑

こんにちは。ソングリーディング部です。校内では「フェアリーズ(FAIRIES)」というチーム名で親しまれています。fairiesとは「妖精たち」のこと。さまざまな願いを込めて付けられたこの名を持つチームで活躍する、個性豊かな中附のfairyたちの物語を少しだけお話しましょう。

「ソングリーディング部」って?

「ソングリーディング部の顧問をしています」と言うと、「…?!」といった反応がしばしば返ってきます。その時は「チアダンスです。」と付け加えることにしています。映画やテレビドラマの影響もあり、「チアダンス」ならイメージしていただけるようです。チアリーディングから派生し、ダンスを中心として独立したのがソングリーディングだと考えていただいてよいでしょう。
 中附のソングリーディング部、フェアリーズは、2001年に中附が男子校から共学校へと変わったのを機に、「バトン同好会、フェアリーズ」として発足しました。フェアリーズの練習は「アテンション。サルート。お願いします!」という挨拶で始まります。その際、右手のこぶしを軽く握って右腕を胸の前に交差させますが、これは、片手にバトンを持って行う、発足当時から引き継がれている挨拶なのです。
 同好会から昇格したバトン部では、バトントワリングを中心として文化祭などで活躍してきましたが、2006年、当時の顧問と部員たちが話し合い、ポンポンを使用したチアダンスをその活動の中心とし、校外からコーチを招いて競技会での入賞を目指す部となる決断をしました。正式に「ソングリーディング部」と改称したのは2008年です。私はその年から顧問の一人となり、今日に至っています。2018年現在、夏で引退した3年生を含め、43名の部員、コーチ2名、顧問2名で活動しています。

ソングリーディング
ソングリーディング

日々の練習と成果

NDA決勝での演技

NDA決勝での演技

ソングリーディング部の主な活動は、夏、秋、冬~春の年間3つの競技会出場と、新入生歓迎、文化祭といった校内公演です。競技会ではコーチに振付を依頼し、その年の部員数により、1チームまたは2チームで出場します。一方、文化祭などの校内公演では、部員が自ら振付けたお楽しみの演技も披露しています。
 部員にはチアダンスやバレエなどの経験者もいますが、初心者も毎年必ずいます。中学時代には文化部だった生徒も珍しくありません。初心者の成長には毎年感心させられます。コーチと上級生の的確な指導と本人のたゆまぬ努力で、9月の文化祭では全員が舞台に立ち、多くの場合、秋の大会にも選手として出場します。
 日々の練習をご紹介しましょう。
 1年間の練習のほとんどは、上に述べた3つの大会に目標を定め、週5日の放課後約2時間の練習を行います。朝練・昼練は自主練ですがほぼ全員が参加しています。華やかなイメージのチアダンスですが、練習の多くは、ストレッチ、体幹トレーニングといった体作りや、ウォーキング、ジャンプ、アームモーションなどの基礎練習に費やされます。振付が一通り終了すると、パートごとの練習や通し練習を繰り返します。
 努力の甲斐あって、チアダンスの部へと姿を変えて以来、フェアリーズは多くの大会で上位入賞を果たしてきました。2007年、2008年の夏のUSA大会でのグランプリ受賞をはじめ、秋、春の大会でも、毎回全国決勝大会への進出を実現してきました。
 また、2017年3月には、フロリダ州オーランドで行われたNDA全米チアダンス選手権インターナショナル部門への出場を果たし、ポン部門で第4位となりました。NDAは映画「チアダン!」のモデルとなった福井商業高校Jetsの連覇で有名となった大会で、部門は異なりますが、同じステージに立ち、本場アメリカのチアの活気を吸収してきました。
 アメリカの高校生や日本から共に参加した他校のチームとの交流会も、その後の大きなモチベーションとなっています。

日々の練習風景
日々の練習風景
日々の練習風景

日々の練習風景

ソングリーディング部とチアダンスの魅力

 チアダンスの知識もなく顧問となった私ですが、次第にその奥深さに魅了されるようになりました。

頑張っている人を
応援する

 競技会での演技時間はわずか2分。それまでに費やした何カ月もの練習時間の何万分の一の集大成です。その2分間を、どのチームもフロアいっぱいに笑顔で踊ります。会場は声援に満ちています。cheerとは「元気づける」こと。ある時、私の隣で他チームの演技を見ていた部員の一人が、演技を終えて退場口へ向かう選手の一人に向かって、本当に嬉しそうに振り切れんばかりに手を振っていました。「知り合いなの?」と尋ねると、「いえ、あの子の笑顔がとてもキラキラしてたから」という返事。ライバルチームに対しても惜しみない声援を送る。自分も頑張ってきたからこそ自然に溢れる、相手への敬意とチア・スピリットなのでしょう。

頑張っている人を応援する
頑張っている人を応援する
頑張っている人を応援する
仲間との絆

練習では学年の壁を越えて、全員が互いにアドバイスし合います。たとえ自分でできなくても臆することなく、良いところも悪いところも指摘し合う。聞く側はそれを真摯に受け止める。互いへの期待ゆえに確執が生まれることもあります。しかし、それを乗り越えなければチームとしての成長はなく、見ている人に感動を与えることもできないことを部員たちは知っています。そんな苦労を共有した部員たちの絆はさらに深まっていきます。
 フェアリーズは卒業生との強い絆も魅力の一つです。大会が近づくと、OGたちが練習の様子を見に来てくれることがよくあります。後輩を想う温かいコメントは、部員たちの不安を勇気に変えるエールとなっています。また、中央大学には2008年に結成されたGarnet Girlsという強豪のチアダンスチームがあります。フェアリーズの卒業生が創立メンバーとして加わり、以来多くの卒業生が活躍してきました。共通のコーチに指導を依頼していることから、大会前には大学生と合同練習を行うこともあります。他大学に進学したフェアリーズ卒業生が進学先のチアダンスチームに所属し、大会で再会し、応援し合うことも増えてきました。

中附から地域へ

競技会や校内公演だけがフェアリーズの活動ではありません。大会スケジュールの関係でなかなか実現できませんが、バスケットボール部の地区大会が本校で行われた際、ハーフタイムの演技で応援させていただいたこともあります。そして先日、初めての地域イベントへの参加を行いました。2018年は地元にある小金井消防署の設立20周年。その祝賀イベントのゲストとして、駅前で「FIRE FES ♡」のポン文字とともにダンスを披露し、地域の皆さんに喜んでいただきました。出身地はさまざまでも、1日の大半を過ごす小金井の一員として、これからも地域の人々を応援する存在でありたいと考えています。

中附の地元、武蔵小金井駅前でイベントに参加
中附の地元、武蔵小金井駅前でイベントに参加

中附の地元、武蔵小金井駅前でイベントに参加

応援することで応援されるチームへ

イメージトレーニングの風景。最高の演技を思い描いて

イメージトレーニングの風景。最高の演技を思い描いて

私はフェアリーズの練習の中で、「イメトレ」と呼ばれる時間が好きです。大会を目前にした頃に行う、曲を流しながらのイメージトレーニングです。各自が瞼を閉じて最高の演技をイメージし、表情豊かに行います。このとき、生徒たちは本当によい笑顔をしています。その脳裏には何が映っているのでしょう。ステージに立つことのない顧問には決して共有できない風景ですが、きっと自分の姿だけでなく、同じステージに立つ仲間たち、そして応援してくださる会場のすべての皆さんの笑顔が見えているのだと思います。応援することを楽しいと感じ、応援することで応援されるチームであり続けてほしい。
 受験生の皆さん、ぜひ、そんなfairyたちの仲間に加わりませんか?