中央大学附属中学校・高等学校

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12月23日 SSH東京都内指定校合同発表会(口頭発表)

2018/12/31

12月23日のSSH東京都内指定校合同発表会にて、本校3年理系コースの直井洸太君が口頭発表を行いました。テーマは「水の蒸発を用いたクリーンエネルギーの創出についての考察」で、2017年に水を用いた蒸発駆動機関によりアメリカの総消費電力の約7割をまかなえるという論文がアメリカの研究グループから出たことを受け、海洋国である日本では海からの蒸発を使うと日本の総消費電力のどのくらいが蒸発駆動機関でまかなえるかという試算を発表しました。その試算をするにあたり、蒸発駆動機関として実際に動くものを作ることは難しいですが、身近なおもちゃに「水飲み鳥」があります。この水飲み鳥はよく「熱機関」として説明されることがありますが、実際は地球環境が非平衡状態にあることによって生じる水の蒸発を利用した蒸発駆動機関と考えられます。そこで水飲み鳥の動きからどの程度の仕事を取り出せるのかを様々な湿度のもとで測定し、およそ日本の平均湿度での水飲み鳥の仕事率を見積もりました。その水飲み鳥を日本の排他的経済水域に敷き詰めると、日本の総消費電力の10%がまかなえる、というものが今回の直井君の結論です。今後の日本のエネルギー創出法として、蒸発駆動機関が大きく貢献できるかも!?
 今回の発表で直井君は落ち着いてしっかり発表を行いました。口頭発表時間15分、質疑応答15分という時間設定でしたが、立ち見の観客の方もたくさんおられ、発表後には大きな拍手をいただいていました。また口頭発表後にはポスターセッションにも参加しました。今後の直井君の更なる活躍を期待いたします。